2012年11月30日金曜日

Webサイト・ブログのアクセス数UP!

SEO対策は自分でやりますか、他人に任せますか?


非常識なSEOの常識


非常識なSEOの常識



ネットショップやeコマースなど、Web上で自社のサイトを運営されている方は、
またアクセス数をUPさせるためには、どうすれば良いか、非常に気になるでしょう。



当ブログの管理人も、2つのブログを運営する身なので、
ブログのアクセス数やそのUPは、いつも気になります。



もし、知り合いに著名人サイトの運営者や、大物ブロガ-やの方がいれば、
リンクを貼ってもらったり、そのサイトで取り上げてもらったりして、
アクセス数をUPさせることも、可能でしょう
(これをSEO外部対策と呼ぶらしい)。



ですが、当ブログは、


  • 「ツテなし」
  • 「コネなし」
  • 「おカネなし」

で、はじめた弱小ブログです(苦笑)
より多くの人目に触れてもらうためには、
やはり、Google検索やYahoo検索に引っ掛かる必要があります。
(これをSEO内部対策と呼ぶらしい)



HTMLの文法構造の記述や、検索ロボットの動きは、一定のルールに基づいて、論理的です。
それに合わせて本書の内容・構成も、非常に論理立てられています。



HTMLやJavaScriptなどWebクライアントサイドに関する、
プログラミングの基礎的な知識をもち、「自分でSEO内部対策を行いたい」
とお考えの方にオススメです。



即実践SEO対策



即実践SEO対策



上記の非常識なSEOは、自分や自社で行うための、SEO内部対策の戦術本です。
こちらの方は、SEO内部対策SEO外部対策ともに自分では直接手をくださず、
外部に委託して、成果をあげることを目的とした本です。



内容は、両書ともほとんど同じですが、
Search Engine Optimization 非常識なSEOの常識Search Engine Optimization 非常識なSEOの常識 と違って、
HTMLやJavaScriptなど、プログラミングに関する用語は、ほとんど出てきません。



広告・宣伝・販売促進担当

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会社の中で、急きょ「Webサイト担当を命じられた社員」が、
外部のSEO対策業者と話し合って、どうやって自社サイトのアクセスUPをはかるか、
ということに重点が置かれています。



「IT担当」の人が読むというより、
広く、「広告・宣伝・販売促進担当」の人を対象とした本だと思います。



【関連エントリ】


ネットで成功しているのはやめない人たちである
あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法
ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!



【参考文献】

コグレマサト するぷ
必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意
インプレスジャパン


必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意



円高の正体

どシロウトが読む為替の基本


円高の正体




当ブログ、「読書感想文で世の中を分析する」の管理人は、
おちゃらけミクロ経済学の管理人も兼務しております。



ですので、さすがにミクロ経済学関連の本は、
思いつく限り、手当たり次第に読んでいます。



しかし、マクロ経済学関連の本は、「あまり」読んでません
(「あまり」というより、「ほとんど」かもしれない…)



それでは、管理人の面目(?)が保てないと考えているところ、
マクロ・ミクロに関わらず広く、経済学全般について紹介されている
本当の経済の話をしよう (ちくま新書)本当の経済の話をしよう (ちくま新書) を読みました。



そこで、本書が紹介されているのを発見しました。
国際金融の、初心者向けの本として、案内されています。



本書を読む前に、管理人は、マクロ経済学のテキストで、
以下のことだけを、丸暗記しました。


  • 円高・ドル安…円の増価・ドルの減価→円建て為替レートの上昇
  • 円安・ドル高…円の減価・ドルの増価→円建て為替レートの下落


円高というと、他国の通貨に対して、通貨価値は高まります
「円高ドル安」の場合、表現として、1ドル当たりの円の数値は小さくなり、
増価とか為替レートの上昇、と言われることになります。



最初は、「円の数値が小さくなって、為替レートの上昇と言うのは、
日本語の表記がおかしいのとちゃうん?」と、どシロウト丸出しの勘違いをしてました(笑)




為替レート

普通のスーパーにドル相場が書いてある! / kayakaya



ですが、この「丸暗記」をしていれば、本書の半分ぐらいは、理解できます。
会社員、主婦、輸出会社、輸入会社など、それぞれの生活の立場から、
為替レートの変動について、説明されているからです。



ちなみに、あとの半分くらいは、「良い円高」・「悪い円高」など、
「規範経済学」(「経済はかくあるべし」ということを研究する分野)について、述べられています。
そこらへんになると、管理人レベルの知識では、コメントできません。悪しからずご了承ください。




【関連エントリ】

おちゃらけミクロ経済学



【参考文献】


若田部昌澄 / 栗田裕一郎 本当の経済の話をしよう (ちくま新書)本当の経済の話をしよう (ちくま新書)


本当の経済の話をしよう (ちくま新書)



ポール・クルーグマン クルーグマンマクロ経済学クルーグマンマクロ経済学 東洋経済新報社


クルーグマンマクロ経済学




2012年11月29日木曜日

EPUB3 電子書籍制作の教科書

電子書籍ビジネスの「川中」について


EPUB 3 電子書籍制作の教科書



先日、



電子書籍で生き残る技術 紙との差、規格の差を乗り越える
電子書籍のつくり方・売り方



というエントリで、電子書籍関連の本2冊を紹介しました。
前者は、主に電子書籍ビジネスの概要についてです。
後者は、主に電子書籍ビジネスの「川下」についてです。




そして今回のブログで紹介する EPUB 3 電子書籍制作の教科書EPUB 3 電子書籍制作の教科書 は、
主に電子書籍ビジネスの「川中」、つまり「中流域」に関する本です。
電子書籍をつくって売るということを考えれば、大きく3つの作業に分かれると思います。



  1. 「川上」…企画・執筆など
  2. 「川中」…編集・対応OS決定(Windows、Mac、iOS)・ファイル変換(EPUB、PDF)
  3. 「川下」…読み取り機器(リーダー)の頒布、小売販売


このうち、川中の、対応OSの決定より後の作業は、
従来の紙の書籍では、考えられないくらい激変してます。
電子書籍では、出版社・出版卸・小売の部分をすっ飛ばせるからです。


(紙の書籍の流通構造)

作者

出版社

出版卸(書籍取次)

小売(書店)

読者



(電子書籍の流通構造)

作者

読者



紙の書籍がもっていた、[情報要素 + インク・紙などの物理的要素]のうち、
電子書籍は[情報要素]を、Web上でのコピーコストをゼロにさせたため、
流通構造を変えてしまったのでしょう。
(これを経済学的に丸めて言うと、技術革新というのかもしれません)




電子書籍

SAKURAKO read a book on iPhone. / MJ/TR (´・ω・)


技術的なことを申し上げると、
「HTMLが○○○」とか、「CSSが△△△」とか、「JavaScriptが×××」、ということを、
申し上げることになります。



ですが、細かいことから入ると、「群雄割拠」の電子書籍業界の中で、迷子になります。
従って、本書のChapter1とChapter2を読むと、電子書籍の「中流域」について、明るくなります




なぜなら、本書のタイトルにもなっている「EPUB」というのは、
現在、iPad、iPhone、Googleアンドロイド、ソニーリーダーなど、
「川下(下流)」の機器で電子書籍を閲覧するファイルし形式として、対応しているからです。



ちなみにアマゾンのKindleは、AZW形式という、別のファイル形式に対応しているので、
本書の守備範囲外です。



戦国時代の様相を呈している、「電子書籍ビジネス」で、
誰が天下統一をするのか、分かりません。



本書の出版は、2012年10月1日です。
この記事を書いたのは、2012年の11月24日です。



この時点では、かなり最新に属する情報であると思いますが、
興味のある方は、ご自身で情報の後追いをお願い申し上げます。




【関連エントリ】

電子書籍で生き残る技術 紙との差、規格の差を乗り越える
電子書籍のつくり方・売り方



【参考文献】


川崎 堅二 電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える−電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える− オーム社開発局



電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える−



加藤雅士 電子書籍の作り方、売り方 iPad/Kindle/PDF対応版電子書籍の作り方、売り方 iPad/Kindle/PDF対応版 エムディエヌコーポレーション


電子書籍の作り方、売り方 iPad/Kindle/PDF対応版





経済学の犯罪 希少性の経済から過剰性の経済へ

善い社会を構想する



経済学の犯罪 希少性の経済から過剰性の経済へ



本書のメッセージについてを一言で言うならば、
さまざまなものの見方ができる経済学の中で、新しい「価値観」の提供でしょうか。
「善い社会を構想する」(P312)のが、本書の目的です。



最近のリーマンショックにはじまる、
金融資本主義や、政治哲学・経済思想の問題など、
著者の佐伯先生は、「ビッグワード」からの問題提起を行っています。




読んでいると、これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
著者のマイケル・サンデル先生や、世界の99%を貧困にする経済の著者である、
ジョセフ・スティグリッツ先生の考えと、似ているような気がします。
三人とも、「国家」・「市場」以外の、第三勢力の台頭を考えておられるからです。





市民大会

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ですが、佐伯先生がおっしゃる「善い社会を構想する」ための、
タネとして、三者の提案を比較すると、それぞれ違いが分かります。



  1. マイケル・サンデル先生・・・「公共善」という政治哲学
  2. スティグリッツ先生・・・教育投資というインフラ投資
  3. 佐伯先生・・・「官民協調」の公共計画(P316)


もちろん、これらの提案についての良し悪しを、判断することはできません。




ただ、ものぐさで、めんどくさがりやな、管理人がこの3つの中で、
「手間ひまかからなそうなくて、お財布にやさしい提案」を
選ぶとすれば、2.だ
と思います。



なぜなら、Googleやfacebookが、「善い社会」のインフラシステムを、
すでに構築しつつあるからです。



それに乗っかって、人間の喜怒哀楽を上手に表現することや、
感じ取れるようにすることを教育することが、「善い社会」の実現に向けて、
もっとも安上がりである、と考えるからです(ようするに情操教育ってやつですね)。



ちなみに、徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK)徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK) を読むと、
facebookが国家でもなく、市場でもない、新たな「市民社会」を築こうと考えていることが、伺えます。




本書の構成は、「起承転結」です。前から読むと結構ツライかもしれません。
時間のない方は、できるだけ後ろの章や、各章の「結論部分」から読んでいくことをお勧めします。





【関連エントリ】

世界の99%を貧困にする経済



【参考文献】


マイケル・サンデル
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
早川書房


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学




ジョセフ・E・スティグリッツ 世界の99%を貧困にする経済 東洋経済新報社


世界の99%を貧困にする経済




徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK)徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK)



徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK)









2012年11月28日水曜日

電子書籍のつくり方・売り方


「下流工程」の「売り方」に重きを置く本


電子書籍のつくり方・売り方



電子書籍と聞いて、管理人が、真っ先に思い浮かぶのは、
「制作、流通を含めて、どうやって作るんだろ?」ということです。
最終的に、「本を販売する」ということが、目標になると、
「作り方」とは、「上流工程」のことを指すと思います。



本書のタイトルは、「作り方・売り方」となっていますが、
どちらかというと、「下流工程」である「売り方」に、重点が置かれていると思います。



その中でも特に、ibooks形式のファイルにもとづく、
Apple・Appstoreでの、販売について、多くの紙幅が割かれています。




iPad
iPad 3G and iPad Wi-Fi / Yutaka Tsutano




「つくり方」については、多少聞きかじったものの、
「売り方」については、全く知識がなかったせいか、
次に挙げる4つの点が、難しいように思います。


  1. 為替変動
  2. 消費税の徴収と仕入額控除による還付手続き
  3. 米国納税者番号の取得
  4. 出品審査


AmazonKindleにおける、電子書籍の販売についても、掲載されていましたが、
上記のうち1~3については、同じことだと思います。



ただ、4の出品審査については、Amazonの方が、お手軽そうです。
なので、個人的には、ibooks形式ではなく、EPUB形式電子書籍を作って
売ろうかと考えてます。



あと、電子書籍で生き残る技術によれば、
Googleブックスでも電子書籍の販売プラットフォームを持っているので、
こちらについても、リサーチせねば(笑)



【関連エントリ】

電子書籍で生き残る技術?紙との差、規格の差を乗り越える?



【参考書籍】

川崎 堅二 電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える−電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える− オーム社開発局


電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える−


林拓也 EPUB 3 電子書籍制作の教科書 技術評論社


 EPUB 3 電子書籍制作の教科書 EPUB 3 電子書籍制作の教科書