2012年11月12日月曜日

電子マネー革命~キャッシュレス社会の希望と現実


貨幣の流通速度からみる景気の向上





電子マネー革命~キャッシュレス社会の希望と現実




マクロ経済学には、貨幣の流通方程式という考え方があります。
M * V = P * Y



ただし、

  • M→貨幣量
  • V→貨幣の流通速度
  • P→物価
  • Y→総産出量




このうち、右辺の P * Y は、名目GDPと呼ばれるものです。
つまり、名目GDPを増やす(景気を向上させる)ためには、
左辺の、MもしくはVを増加させる必要があります。



第1項のMは、通貨発行権に関しては、国家の専権事項で、
日本銀行が、貨幣の総量を調節するため、個人の力では、いかんともしがたいものです。





Money Hand Holding Bankroll Girls February 08, 20117 / stevendepolo




しかし、第2項のVの回転数を速めることは、
本書による「電子マネー革命」によって、可能です。
具体的には、以下のような民間サービスが、貨幣の流通速度を速めます。


  • 資金決済法の成立によって発生した銀行以外の資金移動業(PayPal、ウェスタンユニオン)
  • 送金手数料を劇的に下げたC to Cビジネス(Abilie、coconala)


本書では、著者の仮想例を用いて、「革命」が進行しています。
しかし、郵便が電子メールに変わり、銀行決済がATMなどに置き換わり、
信書や貨幣の取扱高が、爆発的に増加した
ことを考えると、
決して仮想例にとどまるものではない、と思います。




参考文献:

野村総合研究所 電子決済プロジェクトチーム
電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する


電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する



決済研究プロジェクトチーム,杉浦 宣彦
決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス
  決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス


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