2012年11月4日日曜日

この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講

マクロ経済学の「図鑑」



この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講



「この世で一番おもしろいミクロ経済学」で、
ヨラム・バウマンさんの、本のつくり方は、よく分かりました。




従って、「マクロ」の方では、お金労働というテーマに
しぼって読みました。





お金

Free Money Collection in Cash / epSos.de





お金労働も、一般名詞として使われるており、
いちいち、説明がいらないくらい、分かりやすそうに見えます。




ですが、




  • 「それぞれの価値は?」
  • 「それぞれの関係は?」
  • 「時間が変化するとどうなるか?」




という問われ方をすると、
大変難しい問題になります。今見えている紙幣も、大切ですが、
目に見えない「価値」は、もっと重要です。



マクロ経済学は、経済上のプレーヤーを、




  • 「国」
  • 「金融市場」
  • 「すべての労働者」
  • 「すべての企業」



など個人には及びもつかないくらい
大きな存在を取り扱うので、非常に難解な学問のように見えます。




そこで、著者のヨラム・バウマンさんと訳者の山形浩生さんは、
持ち前のユーモアと気の利いた日本語訳で、マクロ経済学が、
非常に身近な問題であることを、教えてくれます。




特に、個人的に「分かりやすかった」と思う個所は、次の通りです。




  • 賃金の下方硬直性(P28)
  • 実質金利の決まり方(P53)
  • 貨幣錯覚とゆるやかな(2~3%の)インフレ率(P49・P57)




おちゃらけミクロ経済学の管理人として、しっかり覚えておこう(笑)




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